■アフリカ

 

アジスアベバ(エチオピア)

首都だけあって、ちらほらとネット屋を見かけるが、基本的にローカル客向け。そのため、日本語の読み書きができる店はかなり少ない。しかも値段は結構高い。もっともおすすめなのは、ピアッサのブリティッシュ・カウンシルの4階のネット・スペース。40分10ブルという値段は、アジスではかなり安く、しかも日本語がOK。FDドライブ&CD-ROMドライブあり。ただし、プロキシ制限によりFTPは不可。回線速度はまあまあ。月曜定休日。ほかのところでは、Baro Hotelの向かいに1台だけ日本語を読める(書けない)WindowsMeマシンがある。1分0.5ブルと高い。ここもFTPは不可で、僕らはFTPは宿泊していたBaro Hotelのフロントにあるマシンから行った。

 

 

エチオピアそのほか

エチオピアのネット事情はかなり悪い。はっきりいってまともにネットできるのは首都のアジスアベバくらい。僕らが行ったところではラリベラには1軒もネット屋なし。シャシャマネは1軒だけあったが、値段が異常に高いため、未チャレンジ。聞いた話ではバハルダールには1軒だけネット屋があるらしいが、ここもかなり高いとか。エチオピアで確実にネット接続したいならば、部屋に電話のある高級ホテルに泊まって自前のノートパソコンからするのがよいだろう。もちろん、高級ホテルに泊まれるだけのお金が必要だが。

 

 

ナイロビ(ケニア)

タウン内にはいたるところにネットカフェがある。値段は1分1Kシリングもしくは2Kシリングが相場。日本語IMEが入っているマシンは少ないので、自力で日本語IMEをインストールできたほうがよい。ちなみに僕たちが宿泊していたPrimetime Safarisの隣のビルの2階のネットカフェでは、数台のマシンに最初から日本語IMEが入っていた(ただし1分2Kシリング)。CD-ROMドライブやFDドライブの類は問題なし。さすが大都会だけあって、パソコン周辺機器ショップも結構あるが、値段はそれなり。CD-Rメディアも1枚1ドル以上と意外と高い。

 

 

ダルエスサラーム(タンザニア)

さすが首都だけあって結構な数のネット屋を街中で目にする。そのうち3軒ほどチェックしたが、日本語IMEがあらかじめ入っている店は1軒しかなかった。アフリカはどこもそうなのかもしれないが、やはり自前のGlobal IMEを用意すべき。アジアと比べてCD-ROMドライブが付いている店が多いので、常にGlobal IMEを記録したCD-Rメディアを持ち歩いていれば問題ない。ちなみにダルエスサラームのネット屋は値段はどこもだいたい1時間500Tシリング。宿泊していた「Holiday Hotel」そばのネット屋(NOKIAのでかい看板が目印)は、セール中とかで1時間半600Tシリングだった(この店は僕たちが日本語IMEを4台のマシンにインストール済み)。

 

 

ザンジバル(タンザニア)

「島だからネット屋は少ないだろうし、あっても高いだろう……」なんて思っていたのだが、ストーンタウンに限っていえば意外なほどネット屋が多い。しかも値段はダルエスサラームと同じ1時間500Tシリング。回線速度もまずまず、というかかなりよいほう。ただし、ここも自前の日本語IMEが必須。宿泊していた「Jambo Guest House」では、1階に端末が1台だけあり、ケーブルTVでネットに常時接続されていた。ここも本当は1時間500Tシリングなのだが、ラッキーなことに僕たちは無料で使い放題だった。この宿はキッチンも使い放題だし、ストーンタウンでは値段も安めなので、おすすめ。ちなみにケンドゥア・ビーチまで行くと、ネットはおろか電気さえないので要注意(隣のヌングイ・ビーチまで行けばネット屋もあるらしいが)。

 

 

ザンビアでネット

ザンビアは数日で抜けてしまったため、この国では一度もネットをしなかった。ちなみに首都ルサカで僕たちが泊まったCha Cha Cha Backpackersには端末が1台だけあってネットができるみたいだったが、かなり高額(1時間5ドルくらい)。しかも遅いらしい。リビングストンのJollyboys Backpackerにも端末があったが、こっちは値段も聞いてない。

 

 

ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)

Wimpyの並びの大きめの雑居ビル(旅行代理店などが入っている)に、ネット屋が何軒かあった。1時間6000Zドル程度。回線速度はまあまあだが、マシンが古い。いまだにWindows95しかない店も。CD-ROMドライブはあるが、CD-RWメディアを読み込めないものも。おすすめはビル1階のいちばん大きな旅行代理店のマシン。4台あるマシンのうち、2台に日本語IMEをインストールした。ただしFTPは不可。

 

 

ハラレ(ジンバブエ)

アフリカのなかではかなり恵まれたネット環境。町のあちこちにネット屋があり、現地の利用客も多い。1時間6000Zドル程度。僕らがよく行っていた店「INTOUCH」は、全台WindowsMe。何台かにはすでに日本語IMEが入っていた(ほかの日本人旅行者が入れたんだと思う)し、入っていないマシンにも自力でインストールした。プリペイド制で、事前にお金を払いIDをもらい、そのIDを入力してからマシンにログインできるシステム。たとえば1時間分プリペイドして30分しかやらなかった場合でも、後日に残りの分を持ち越せる。回線速度はまあまあで、FTPも問題なく行えた。かなりちゃんとした店のようで、ホームページもある(http://www.intouch.co.zw/)。

 

 

ウィントフック(ナミビア)

新しい町だからか知らないが、ネット環境は結構よかった。Post Street Mallにあるネット屋(キオスクみたいな小屋のようなところ)で日本語IMEをインストールできた。日本語IMEのプログラム自体をお店の人にあげたので、いまごろは全台日本語OKになっているはず。30分10NドルでCD-ROM&FDが使用可。FTPもOK。回線速度もまずまず。郵便局向かいのきれいなネット屋は料金は同じだが、日本語を書くことができない。CD-ROM&FDも使えない。

 

 

ケープタウン(南アフリカ)

アフリカ随一の先進国なので、ネット環境はまったく問題なし。とにかく回線速度が速いのがうれしい。ネット屋は町じゅういたるところにあるが、僕らは宿(Zebra Crossing)の近くのショッピング・センター1Fにある「m@in」というところに通った。30分10ランド。日本語IMEは入っていなかったが、自分たちでインストール。店にある10台くらいのマシンのうち、半分くらいは僕らが日本語IMEを入れた。OSはWindowsMeだった。CD-ROMドライブ全台完備。CD-R/RWドライブもあった。FTPも問題なく行えた。

 

 ■中東

 

カイロ(エジプト)

カイロのネット環境はあまりよくない。ネット屋は町なかに結構あるが、どこもマシンがかなり古くてしょぼい。僕らがよく行っていたのは「Internet Hany」というネット屋(地球の歩き方に場所が載っている)。ここは全台日本語IMEがインストール済み。店のおやじに「サファリ・ホテルに泊まっている」と告げると1時間3Eポンドにディスカウントされる。FDドライブが使えるマシンは2台だけ。CD-ROMドライブはなく、FTP不可。回線がしょっちゅう切れるので、その都度ダイヤルアップでコネクトし直さなければならなずイライラする。僕らは宿ではなく人の家に居候していたので、そこで自分のノートパソコンから直接ネットできた。カイロ市内にはグローバル・アクセスポイントが4つほどあり、回線速度は僕たちが試したときは最高で40kbps程度だった。

 

 

イスタンブール(トルコ)

スルタンアフメット地区はツーリストが多いせいか、そこらじゅうでネット屋を見かけた。どこもだいたい1時間3,000,000Tリラ程度。マシン性能は店によって差があるようだが、日本語IMEがインストールされている店は多い。日本人宿「Tree of Life」ではマシンが1台しかないが、1時間1,500,000Tリラでネットができる。

 

 

アフリカのネット事情