ケニアのナイロビから数時間バスに乗れば、あっという間にタンザニアに到着してしまいます。タンザニアは「ケニアを田舎にした感じ」というのが私たちの印象ですが、そのぶんイメージしていた「アフリカっぽさ」のようなものが強く残っている気が。かの有名なキリマンジャロ山を眺めつつ、キリマンジャロ・コーヒーを飲んだりマサイ族のマーケットに行ったり……となんだかほのぼのとした日々を過ごしていました

 


「あなたはいまタンザニアに入ろうとしていますよ〜」となかなかウレシクなってしまう看板をパチリ。ドキドキ、ワクワクするこの瞬間こそ、陸路で国境を越える醍醐味

 


サバンナの中に一本道が続く。国道といえども、対向車もあまり多くない。意外なことに東アフリカはアジアに比べて道の質が断然いい。バスもすいすい飛ばしていく
国境近くの町アルーシャのセントラル・マーケット内部にて。「おりゃあ」とばかり積み上げられたパイナップルの山。次々と売れていってました

 


野菜を売るお兄さんのはにかんだ顔がカワイイ。アフリカ=食べ物がないというイメージがあるけれど、市場に売っているものは多種多様。なのにそれを食べさせてくれるレストランが少ないところが旅行者にとってツライ
タンザニアといえばキリマンジャロ・コーヒーが有名。というわけで、本家本元、キリマンジャロ・コーヒー園に行ってきました。私の両サイドに生い茂っているのがコーヒーの木

 

コーヒーを飲むことは多くても、コーヒーの実を見るのは初めて。この実は収穫まであと2、3か月はかかるそう。「へええ」と社会科見学に来ているような気分でスナップ
つうわけで、さっそく本場キリマンジャロ・コーヒーの試飲に入りたいと思います。 う〜ん、これがさすがに美味かった。ひと口飲んで「フレッシュだあ〜」と叫んでしまったぐらい

 


うますぎるコーヒーでかなりゴキゲンな図。コーヒー園の脇にあるこのカフェは、雰囲気もかなりリゾーティ。お値段もそれなりですが、コーヒーはかなりのインパクト

お会計を見てビビった。食事も込みで12500Tシリング(=約1500円)。一日の宿代よりも全然高い。うーむ、でもコーヒー豆と一緒にお会計が出てくるなんてなんかオシャレじゃ〜ん、というわけで許す

 


タンザニアの紙幣はむちゃむちゃカワイイ! お札にキリンってあり? 日本もこのセンス、見習ってほしい。ちなみにバッファロー・バージョンもあり

アルーシャの郊外で開かれているマサイ・マーケットに行ってきました。こちらはサファリのときの観光マサイとは違って、本物のマサイ族が普通にお買い物にくるマーケット(詳しくはこちら)。砂っぽい大地にマサイ族の赤が光る

 

マサイ族をこっそり隠し撮りする。このマーケットにいたマサイ族はみんなかなりオシャレ。こういう人たちを見ていると「ああ、アフリカだあ」とウキウキしちゃう

マサイ族の愛用サンダルは廃タイヤから作ったもの。履き心地は悪そうだけど、マサイ族によく似合う。意外といろんなサイズが揃っていた(当たり前か)

 


マサイ族のトレードマークである赤い布を売る店。マサイ族の男性グループがかなり時間をかけて値切っていた模様。マサイ族は男性もオシャレ心が強いのだ

「バーゲンだわ、バーゲンだわ」とばかりにオバサンが群がる。世界各国共通の図? ちなみにカンガという布の大安売りで、このあたりのオバちゃんはみんなこの布を腰に巻いている

 


でもって私もしっかりとバーゲンの渦の中に飛び込んでみました(笑)。どう、この布、似合うかしらん?と物色中
バナナは枝ごと、というダイナミックさがよろしい。ちなみに緑のバナナは食用にもするらしい

 

マーケットが行われているのはだだっぴろい広場。こちらは穀物コーナー、布一枚広げただけで、立派な店舗になってしまう

マーケットの隅では山羊さんの頭がチョンと切られて、ヤカンと一緒に炭火焼にされてました。ちょっとグロテスクだけど、オイシイのかしらん?

 

こちらがアフリカ式焼肉、ニュマチョマ。炭火焼きにした肉をひと口ずつ切り分けて塩でいただく。味は美味いんだけど、とにかく硬かった

ご当地もの、キリマンジャロ・ウォーター。いかにも、なラベルがちょっと笑える。ちなみにお味のほうは……いまいち

 


でもってこちらがかの有名なキリマンジャロ山。ちなみに私たちは下から眺めるだけ(笑)。思っていたよりもなだらかな山で山頂だけがポコっと飛び出している。朝日を受けてほんのりと赤く輝く

キリマンジャロに向かって昇る朝日。ちなみに山の頂上から見る朝日は思わず敬虔な気持ちになってしまうぐらいスバラシイらしい。下からでも十分感動的(負け惜しみ?)

 

「あーい、どれでも好きなの買ってください」と愛想をふりまく物売りお兄ちゃん。タンザニアではこうやってボードに貼り付けて売る人が多い。よく見ると「一体誰が買うの?」っていう品物もあったりして(笑)