ラサを抜け、4泊5日のランクル・ツアーで次なる国ネパールを目指す。このルートはなんといっても景色がいい。標高5000メートルを越す峠もランクルならスイスイ。寒さにも負けずエベレストを垣間見、ネパールに近づくにつれ緑がぐんと増えていく様子は必見

 


後ろ髪を引かれる思いでラサを後にし、ネパールを目指す。途中ガイド氏が「渋滞だ」というから何かと思ったら羊さんの渋滞だった。慌てふためいて逃げる羊さんたちの姿は見てると一匹連れて帰りたくなるぐらいカワイイ

 

海抜4852メートル地点の峠にて、しっかり待っていた観光用ヤクに乗ってはしゃぐ。あいにくの天気で肌寒いが、ヤクの肌はほんのりと温かかった
ヤムドゥク湖のほとりにて、牛を追う少女。よくよく見ると手編みのセーター。チベット人のお母さんはみな子供に似合う編み物の名手だ

 


湖のほとりを、追い立てられながらものんびりと歩く牛たち。チベット人の多くが半農半牧の生活を送っている。車で走っていると人より動物に出会うことのほうが多い

頂上から続くく氷河が美しいカルーラ山。見ていると頂上がすぐそこにあるような気がするが、実際登るとなると……

 

カルーラ山の麓で、早くも本日二匹目の観光用ヤクに乗る。「白いヤクと黒いヤクの違いを知るため」と言い訳したけど、別にたいした違いはなかった

ラサからネパールへのランクル旅行で一泊目に泊まったギャンツェの街にて。ロバがお出迎え……してくれるワケもなく、道に歩いていたのを隠し撮り

 


夕方、ひとしきり遊び終えて? 下校前の小学生。やっぱりキチンと気をつけ!してるのが微笑ましい


ギャンツェの名所のひとつ、パンコル・チューデとチベット最大の仏塔、8階建てのギャンツェ・クンブム。なかなか美しい外観。周囲に妙に犬が多いのが気になった

 


ギャンツェ・クンブムから見るギャンツェ城。三角形の岩山のてっぺんのとんがっている部分がお城。映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」で最後の戦いが行われたあの城である
シガツェの街に移動し、この街の中心となっている巨大な僧院、タシルンポ寺を参拝した。巨大な敷地では見ても見ても新しい建物が出てくる

 


タシルンポ寺で水汲みをするラマ。乾燥しているチベットだけに、水は重要だ。見ていると何度も何度も行き来していた

ビビットな色で描かれたマニ車の前の看板。ちゃんとひと文字ひと文字彫ってあって、あたたかみがある。それにしてもポップ

 


あまりに歩きつかれたのでトラクターに乗って帰ろうと誘う夫(笑)。でも実際にチベットにいるとこんなトラクターから声をかけられることもしばしば


ラマに見初められてしまった同行メンバーのスミさん。赤い服+ヒゲが良かったのでしょうか……。がっちりと握手なふたり

 

タシルンポ寺の外でおねだりしていた子供ちゃん。紙で風船を折ってあげるとうれしそうに持ってクルリとこちらを向いた。いたずらしすぎ? 顔中なにか色がついている
ラサからネパールに行く道は、途中村や街はありますが、ほとんどがこんな何もないただの道。それでもけっこう整備されているのがうれしい

 


車を止めてトイレに行くと、どこからか自転車に乗った少年が現れる。チベットの子供はみんなものすごく目が良いようで、途中誰もいないところに車を止めたように思っても、遠くのほうから「見つけた〜」とばかり走ってやってくる

私たちの車が止まるのを見つけ、遠くからダッシュしてきた少女。どの子もほっぺたが赤く、素朴ないい顔をしている。たまに「お金くれ」と言われるとちょっとガッカリ

 

ラツェの宿に現れた、流しのチベット人少年。子供とは思えないしっかりした歌いっぷりでチベット民謡を歌ってくれた


5000メートル級の峠に着くと、うっすらと雪化粧したなかに原色のタルチョがはためいていた。幻想的な風景にしばしうっとり

 

それにしても、風がびゅうびゅう吹いてきてあまりに寒い。凍えそうな顔ショット

チベット人兄弟の金くれ攻撃決定的瞬間。「あげないよ〜」と言うと右のお姉ちゃんのツクリ笑顔がみるみる鬼のようになった

 


休憩中のトラックの荷台。チベット人の移動は、だいたいこういう乗り合いトラックにぎゅうぎゅうに乗り込んで荷物のように運ばれていく。なんだか寒そうだ

エベレスト・ベースキャンプへ向かう道。巨大な岩、曲がりくねった断層がおもしろく、車の窓から見ていても飽きない

 


無事、エベレスト・ベースキャンプに到着。記念のタルチョを張る前の記念写真(なんだか記念好きだ)。青い空がまるで作り物のよう

私たちが張ったタルチョ。これからの旅の無事、それからここを訪れる旅人の無事を祈願して。しかし、こういうのを残すのはセンチメンタルな感じがしてまことにヨロシイ

 


さすがエベレスト? 外は異常に寒い。テントの中に非難して、温かいお茶でほっとひと息つく。しかしまだ顔が凍ってる
車は一路、ネパール国境を目指す。途中、ガスがかかって見晴らしが悪い。車が雲に飲み込まれそうな図

 

ネパールに近づくにつれ、標高が下がる。どんどん緑と水が増えていくごとに、次なる国ネパールへの期待が高まる

チベット(中国)側の国境の街、ダム。国境だからといって無理やり街にしてみました、ってな感じで山から街が生えているみたい

 


出国スタンプをもらい、ネパール側のイミグレーションのある街、コダリを目指して歩き出す一向。この後、トホホな運命をたどることも知らずに……(詳しくはこちら