あまりにリラックスし過ぎた気持ちを引き締め、トレッキングに挑戦! 4泊5日のお手軽なものでしたが、ネパールの山々や村を十分に堪能できました。日ごろ運動不足の私たちには意外とこたえた山歩き、でも山々に囲まれた露天風呂はサイコーでした

 

アンナプルナ入口にあった地図。全部回るのには一体何日かかるのかしら? ちなみに私たちが行くところはアンナプルナのほんの玄関先

 

いざ、歩き出すと、収穫された稲の黄金の穂がお出迎え。もう車は入ってこれないので歩いていても空気がオイシイ。この頃はまだピクニック気分
「あっ、しまった!」なんと前日まで泊まっていたポカラの宿のルームキーを返し忘れていた。仕方ないのであんまり反省してない顔で記念写真

 


平坦な道を歩いていくと、道草を食べる牛とそれを見守るチビちゃんに出会った。おてんば少女全開っ!って感じでカワイイ
ネパールの山々はポーターと呼ばれる荷物運び屋の活躍の場。みな、重い荷物を頭でささえ、いかにも健脚そうな脚でスタスタ登っていきます。「山の男」って感じでなかなか渋い顔をしていました

 

地獄のような石段を登っていると、目の前に梅のような木が……。果たしてこれはホントの梅なのかしら?それともあまりの疲労による幻覚?
山道ですれ違う動物ナンバーワンはポニー(小型馬)。たいてい先頭のコは頭にキュートな飾りをつけて、首元の鈴をカラカラと鳴らしながら歩いていく

 


ようやくひと休み。ロッジでのランチはエッグ・カレーにネパール風やきそば。お腹ペコペコの身には、とにかくなんでもウマク感じる
一泊目の朝、目を覚ますと窓の外にアンナプルナがそびえたって見えた。神々しいまでの雪山に口をポカンと開けて見入ってしまう

 

このあたりはちょっと歩くとすぐに大小の村に出会う。こんな風景を見ているとなんだか無条件に和んでしまうのだ

このルートでは、ときどきジャングルのような密林を通る。こんな景色を見ると心ときめいてついついシャッターを押してしまう

 

視界が開けたと思ったら、土砂崩れのあと。写真左手が倒れてしまった木
まだ標高が低いため、いたるところに小川がある。どこか日本の山々と似ている気がする。水は澄んでいて、冷たい

 

小さな滝を発見。こういうのが庭にある家に住みたいとフト思ってしまった

山道といっても石段が組まれている。これがまたガタガタだから、置かないほうが歩きやすいのになーと思うけど、そうもいかない事情があるんだろう

 

ようやっと茶屋を発見しました、隊長〜! トレッキングをしているとたまの休憩がこの上なく幸せに感じる
茶屋で休憩をしていると、目の前を羊飼いに追われた羊が飛ぶように駆けていきました。試しに数えてみたけれど、やっぱり眠くはなりませんでした(笑)

 

家畜用の草を山のように担ぎながらしっかりとした足取りで歩くオバちゃん。後ろから見るとまるで草が歩いているよう

 

 


3日目の朝、決死の早起きをして近くの山に登ることに。すばらしい朝日を見てにんまりしてしまった。やっぱり早起きは三文の得


 

登ったのはプーンピル、標高3210メートル。富士山にはちょっと足りないけれど、とにかくここからの眺めは絶景
プーンヒルにある展望台。やはり頂上だけあって、見晴らしバツグン。しかし青空が透き通っていてキレイだ

 


山肌に太陽が当たって輝いている。こんな瞬間、なんだか無条件に「ゴメンナサイ」とひれ伏したくなってしまうのね

太陽が昇ってくると、いよいよ風景が動き出す。そばにあった木のベンチにはビッシリと霜が降りていて、それが太陽に反射している

 

山頂であったかいコーヒーをぐびり。バカ高いインスタント・コーヒーだったけど、ウマイのね、これが

イエーイ、山頂だあ、というわけで記念写真、パチリ。最近、ダンナはヒゲヅラ、妻はプクプクな吉田家

 

家の脇で作業をしていたお母さんと娘。村ではやはり女性が家のまわりの仕事をしていた
学校から家に帰る途中の少女。あったかそうな手編みの帽子がキュート

 

干草を運ぶ美少女。老若男女、みなおでこにヒモをかけて物を運ぶ。それにしても村の人たちはみな働き者だ
見晴らしのいい茶屋から、今まで通ってきた道を眺める。山の合間に広がる段々畑がいい色に光っている

 

どこまで行っても山が見える。ああネパールはやっぱり山国なんだなぁと無条件に実感してしまう
午後の低めの太陽に照らされて、川が白く輝く。この川の脇に温泉があるはず!

 


長めのつり橋を渡りました。山の中にはつり橋も多くて、またそれがちょっとしたアドベンチャー心をくすぐるのね

村の入口では干されたとうもろこしとニワトリさんがお出迎え。いろんなところで干されていたとうもろこしですが、実にうまそう。ちなみに挽いて粉にするらしい

 


突如現れた、どデカイ看板。何の看板かわかりますか? 実はエイズ防止看板なのです。平和な村だけにちょっとしたカウンターパンチをくらった感じ。ホントか嘘が知りませんが、ポカラだけでも350人のHIVポジティヴの人々がいるという噂を聞きました

「うへぇ〜!」思わずだらしない声が出てしまう。7時間ほど歩いた末にたどり着いた温泉タトパニは、まさに極楽♪ 隣のネパール人のお姉さんも思わず微笑?

 

いよいよ帰路に向かう道にて。けっこう蒸し暑い。標高が下がってきたのが肌でわかる
山を下っていたら、巨大な土砂崩れの跡が。こんな石たちがゴーっと押し寄せてきたら、ひとたまりもナイ……

 

大きめの村には立派な学校が。ここぞとばかりドデカイ声で「ナマステ〜」と言うと、元気な黄色い声で「ナマステ〜」と返事が返ってきた。うれしい


一番最後の小さな村にて、手作りのブランコを取り合うように遊ぶおてんば少女たち。あまりにキュートな姿に、しばし変質者のようにニヤケながら見つめてしまいました

 


村の出口にて、ティハール(お祭り)用の花輪をかけたネコちゃんがお見送りしてくれた。早くポカラに戻らないと、お祭りが始まっちゃうわ、という暗示かしら?